現在の金融機関の市場環境は、日銀のゼロ金利政策が長引き地方金融機関は金利競争に陥っています。大口顧客の減少や担当の世代交代の影響もあり、他金融機関と地域顧客の奪い合いが激化しています。各行員の渉外活動は、センスや経験のみに委ねられて、各支店の実力差も大きくなりつつあります。センスや経験のみに左右されない営業プロセスと提案方法へ改善して、決算書や担保ありきで提案や融資を実行する従来型のセールススタイルから事業内容・経営者・事業将来迄見据えた提案を図る、リレーションシップ・バンキングのスタンダードモデル構築をご支援します。
場当たり的に行っていた日々の渉外活動を工学的かつ体系的に行うことで、各渉外場面で今何をする必要があるのかを明確に認識させることができます。各支店の営業プロセスの改善活動により、良い意味の競争原理が働くことで切磋琢磨する風土が醸成され、組織全体のコミュニケーションの活発化にも繋がります。大きく時間を取られていた顧客管理業務や融資実行業務の効率化を図ることにより、各行員の渉外活動時間に余裕が生まれて質の高い提案をムリ無く行えるようになります。その結果、他金融機関との差異化が図られコンスタントな組織全体の業績向上と次世代育成や継承が期待できます。